内向型人間の強み
だいぶ前のですけど、この動画にはとても勇気づけられました。
このままでも良いんだなっと。
スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」 | Talk Video | TED.com
「外向型か、内向型か」で言えば、自分は明らかに内向型です。
一人の時間が大好き。読書も、ランチも、カラオケも、旅行も。
思えば高校生ぐらいの頃から、実家を出たい、一人暮らししたいという願望が強かった。
「なぜ!?寂しくないの?」と言われても、元々そういう性質のようで、上手く説明できるものではないんです。
一人になると、のびのび呼吸ができる感じ、どこへでも行ける・何でもできる気分、高揚感…が味わえます。
この感覚を周りの人(特に外向型の人)に理解してもらえるかというと、なかなか難しいこともあるのですよね。
(でもまあ自分の場合、理解はされなくてもよく、ただ好きなようにさえさせてもらえれば…)
日本でもそうなのだから、さらにアグレッシブさが求められる欧米社会で暮らす内向的な人々は、さぞかし苦労なさるのでしょうな。
「積極的に発言する」、「活発なディスカッション」、「周りを巻き込んだ行動」…
会社でもよく聞かれる言葉。
そして実際にこういう行動を取っている人を見ると、何となく「うわーすごいなぁこの人」、って圧倒されてしまいます。(自分にはできないことだから、尚のこと)
もちろんそれは好ましいことなんだろうな、と思います。
でも、必ずしもそれだけで上手くいくとは限らないんですよね。
小学校の頃、国語の授業でグループワークがありました。
「要旨をまとめる」という内容でした。3-4人ずつの班に分かれて、教科書に載っているお話(説明文)の大事なところだけを抜き出し、要約するという課題が与えられました。
私も4人の班に属し、この話のどこが重要な部分か、どのようにまとめていくかの話し合いに参加しました。しかし、どうしても意見が合わなかった。私が正しいと思って主張していることは、他の3人の意見とは違っており、いわゆる「まとめ役」のリーダー格の子も、私の意見を採用しませんでした。
私もなかなか納得がいかず、ましてや小学3年生ですから、そのうち喧嘩みたいになってきて(笑)、
「もういいよ、一人でやりなよ。」とリーダー格の子に言われてしまいました。
そこで、本当に机を離して、一人で要約の作業に取り組みました。
そして授業の後、よくできた回答として先生に紹介されたのは、私の要約だったのです。
ものすごーく小さいけれど、今思えば、これが最初の勇気づけられた経験だったのかもしれない。
「一人でやる」って、決して悪いことではないんですよね。
一人でやったことがうまくいって、みんなに貢献できることもあるんです。
仕事でも相変わらず引っ込み思案だけれど、自分の得意なやり方で。
まずは一人でじっくり考えて組み立てたことを、小さな声でも丁寧に、チームに提案して、少しでも改善の役に立てたら良いな、と思います。